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アイテム詳細

経営の未来
ゲイリー ハメル/日本経済新聞出版社

グループ:Book/ランキング:4100
価格:¥ 2,310
発売日:2008-02-16/通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
与える時代  (2008-11-03)
何かに、誰かに、正体不明の存在に怯えて生きていました。その怯えを駆除するために資格に挑戦し、貯金に挑戦してきました。

じつはすべて会社から与えられる環境があったから、閃きを実行してこれました。 そしてもらうことが上手くなりました。上達するほどに自分が消えていきました。次第な自己都合がまかりとおるようになり、人を踏み台にして その結果 運が尽きました。尽き果てると何も上手くいかないコントロール不能な事態になります。地獄とはこのことでしょう。地球でもっとも何でもある国で意思が反映できない報いは地獄です。 きょうから与えて生きていきます。この本に出会えてよかったです。

自分の職場を楽しい場所に変えられるかもしれない  (2008-08-27)
 世の中に新しい製品やサービスが次々と登場しているのに、企業の経営手法は、20世紀初頭からほとんど進化していない。
 企業の業績を伸ばし、成長しようと思ったら、経営管理の世界でイノベーションを起こすべきだ。
 本書はそれを手助けする。

――読者に期待を持たせる、力強い宣言で本書は始まりました。

 言われてみれば、現在の企業の運営形態は100年近く変わっていないことが分かります。新製品を開発することも、技術的イノベーションも大切ですが、これからは経営管理をつくり直すことが最も効果のあるイノベーションのようです。


 成功例として、まずトヨタ自動車が取り上げられます。
 アメリカの自動車メーカの常識では理解できない方法で、トヨタは生産効率を上げつづけてきました。

 欧米のメーカと違っていたのは、現場の社員が生産効率を上げたり問題を解決して変革推進者になれる制度(カイゼン活動)を確立したことです。
 ヘンリー・フォードが「手を貸せと言ったら、どうしていつも頭もついてくるんだ」と不満をもらしたと言われている通り、アメリカ企業の常識では、品質や効率の向上は本社の専門家にしかできないものでした。

 著者は、この経営管理手法を「知の封建主義」と呼んでいます。


 このような古くからある“常識”を打ちやぶって著しい成功を収めている例が挙げられ、それぞれの型破りな職場環境がレポートされます。紹介される例の中には、副社長でも戦略室長でもない、ただの中間管理職が会社を変えた実例も登場しました。

 「行使できる権限も自由に使える資源も限られているなかで、どの程度、経営管理イノベーションを推進できよう」という読者のつぶやきに対し、著者は「あなたが思っている以上にできる」と励まします。

自分の職場も、ひょっとすると楽しい場所に変えられるかもしれない。
そう思わせてくれる一書でした。

社長に読ませようと思います  (2008-07-16)
従来のトップダウンの経営管理によって社員を会社の歯車のように扱い管理するのではなく、
社員全員によるボトムアップ式の経営管理方法を、グーグル、W・L・ゴア、ホールフーズ、IBMなどの企業の事例を取り上げて示唆してくれています。

本当にすごく衝撃を受けました。
自社でも新規事業を行うためイノベーションが課題になっていたのでとても参考になりました。

実践したいと思ったのは3つ。
 ・イノベーションをすべての社員の仕事にする
 ・会社の意思決定にすべての社員が参加できるようにする
 ・社内にアイデアの市場を築く

中でも「社内にアイデアの市場を築く」というライトソリューションズの方法はとても面白いと思いました。
多くの会社では社員が一つのアイデアを会社に提案(会社から開発資金を得ようとする)する場合、
会社からは「確実な利益予測」を求められられます。
斬新なアイデアであればあるほどそんな利益予測ができるわけもないのに・・・です。
確かに短期的な利益を求めれば当然かもしれませんが、社員から斬新なアイデアを吸い上げれなくなるのも当然な気がします。

それに対して、ライトソリューションズは社内に「アイデアの市場」を築くことで
社員が「自由に」アイデアを出し、
社員がそのアイデアを評価(投資)し、
多くの評価を得たアイデア(ライトソリューションズではTOP20のアイデア)に対して会社が開発資金を出す。
そして、そのアイデアが実現して利益を上げたときは、開発に携わった社員に対して利益を還元する。
という社内プロセスを築きました。

どちらのやり方が社員が積極的にアイデアを出すようになるかは誰の目にも明らかですよね。
働きたくなる会社もライトソリューションズです。

このような聞いたこともない経営管理の方法・理念をたくさん提示してくれています。
経営者の方には絶対読んでもらいたい一冊です。

2008年上半期最高のビジネス書 だと思う。  (2008-06-16)
10年くらい前に「コアコンピタンス経営」で衝撃を与えた著者が新たに問いかける21世紀の経営課題とはなにか?
産業革命以来経営者の課題は生産性を挙げることでした。テーラーの「科学的管理法」より延々と受け継がれたこの課題に対する解決手法は新たなビジネスモデルの出現でも基本的には変わっていません。本書はこの事実をいくつかの例を挙げて説明するとともに、新たなビジネス環境に適応したマネージメントが何故できていないのか?新たな経営課題は生産性向上ではなく価値創造だということをわかりやすく教えてくれます。前作もそうですが、重要なことを非常にわかりやすく書かれていますので、経営に携わる方はもちろんあらゆるマネージメントに関わる人にお勧めします。

目がさめる思い。これが2008年上半期の一番の収穫。  (2008-06-10)
昨今、イノベーション流行(はやり)で、技術イノベーション、
製品イノベーション、ビジネス・イノベーション、
マーケティング・イノベーションなどなど、
あちこちで語られることの多い「イノベーション」。

しかし、企業や組織の経営管理については、組織の階層構造や課業管理などの
点で、実は100年前のテイラー時代のアイデアが根本にあって、
経営管理そのものは、「不変」「普遍」と思いこんでいます。
しかし、著者は、経営管理の進化は、果たして頂点に上って進化する余地
はないのか?と冒頭で課題を提起します。

本書では、この経営管理イノベーションに焦点をあて、「経営管理は
その転換点を迎え、未来に向けてイノベーションを行うべき」と結論づけます。

最も注目すべきは、現在までの経営管理手法が、「従業員」という、
工業化社会の歯車を生み出し、彼、彼女の個性や創造性、自由意志や考える
力を無視し、管理する側と管理される側という枠組みで、資源配分、効率の
追求にまい進してきた歴史的経緯があるが、知識社会や脱工業化社会では、
その枠組みが適合しなくなっている、という指摘が、斬新で、新鮮です。

近代経営管理の総括部分を読んでいると、「なぜ管理職がいるのか」、
「なぜ、命令は上から下なのか」、「なぜ現場の意思決定が大事なのか」など、
卑近で素朴な疑問に対する、ヒントを読み取ることもできます。

過去の経営管理を整理し、これからの新しい経営管理イノベーションを考える
ヒントを多数検証していく中で、例として、グーグルの「経営管理のない経営
管理」やゴアテックスで有名なゴア社のフラットでコミュニティベースの
組織運営、さらに、オープンソース・ムーブメントに、今後の「経営管理2.0」
のヒントを垣間見るなど、正統派や伝統的な固定観念からは遠い、周縁から
の革新の発生、イノベーションの種を紹介し、マネジメントの未来を高らか
に提言しています。

また、旧式経営の象徴とも見れる、IBMが、大鉈をふるって
大改革をした際の顛末をも詳細に紹介し、経済環境のスピードが早まり、
従来とはまったく質までも異なる競争世界において、いかにして
経営管理のベスト・プラクティスを模索し、実行していくか、の後押しを
本書で試みています。

スター経営者にスポットライトがあたりがちな、米国型会社経営では
なく、組織のDNAを解剖し、永続して進化していく、組織の経営管理の
越し方行く末を、最新のWeb2.0状況をも取り込みつつ、新しい組織と
人間の創造活動の営みの未来を指し示す、独創的で稀有な、すばらしい
ビジネス書にめぐりあえました。

蛇足ですが、一見、「堅い文章」「抽象的な話」な予感がしますが、
実際には、内容のわりには、文章が平易だし、具体例や他文献の引用も
織り込まれて、この手の堅い本にしては、読みやすいです。



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